先日「動画の撮影機材」という名目で、ソニーのミラーレス一眼カメラ「α7III」を導入しました。
これまでMacBook Proの内蔵カメラやiPad Proの内蔵カメラで撮影していましたが、これからフルサイズの一眼ミラーレスカメラで動画を撮影していこう、と息巻いているところであります。

ただし、ここで気になってくるのが、
α7IIIの内蔵マイクの位置
です。
α7IIIで動画を撮影すると、外付けマイクを接続せずとも音が録音されます。
ということは、カメラのどこかに「マイクが内蔵されているはず」ですよね?
本記事では、α7IIIの内蔵マイクの位置を徹底的に調査していきます。
α7IIIの内蔵マイクはどこにあるのか ?
当初はカメラの外見から自分で内蔵マイクを見つけようとしましたが、ギブアップ。
カメラ初心者の僕にとって、内蔵マイク発見というタスクは難易度が高すぎました。
そこで「α7IIIの説明書」を閲覧したところ、序盤の「18ページ」に答えが書いてありました。

なるほど、これか、と。

後ダイヤルのすぐ右隣に穴があいています。
こちらが何を隠そう、α7IIIに内蔵されているマイクです。

ただし、説明書には「内蔵マイク」としか記載されていません。小さく注意書きとして、
動画撮影時は手でふさがないようにしてください。ノイズや音量を低下の原因になります。
としか書いておらず、実際にこいつが「どんなマイクか」は触れていなかったんです。
そこでα7IIIの仕様書をチェックすると、次のように書いてありました。
内蔵マイク:ステレオ、ステレオマイクロフォン: XLR-K2M/XLR-K1M/ECM-XYST1M (別売)
なるほど、こいつはステレオマイクだ、と。
音響工学における「ステレオ」とはStereophonicの略であり、
左右2つのスピーカーから再生、もしくは、左右2つのマイクから録音する方式のことを指します。
つまり、このα7IIIの内蔵マイクにおいて、左右2つのマイクで録音できることを意味しています。
「えっ1つの穴に2つのマイクが入ってるのか・・・・?」
と最初は思いましたが、逆サイドに目を向けると、
左にも内蔵マイクと思しき穴が!!

説明書にはこの穴について何も説明が書いてありません。
ただ、右の内蔵マイクと全く同じ形状なので、おそらくこれが「左側の内蔵マイク」に当たるのでしょう。
そして、先程紹介した内蔵マイクは「右側の」マイクだったのです。
とどのつまり、α7IIIを用いれば、左右両方の内蔵マイクから音声をステレオ録音できることになります。
ちなみに、左側にあるこちらの穴はマイクではなく「スピーカー」。

録音した動画をα7IIIのディスプレイで再生する時に音が流れてくるパーツです。
決してマイクではありませんので、口を近づけて音を吹き込まないようにしましょう。
α7IIIの内蔵マイクで録音してみた
ということで、早速、α7IIIの内蔵マイクで録音してみました。
左右1つずつマイクがついているので、α7IIIの中心付近に向かって普通に話してみたんです。
うん、確かにこれでも充分に録音できますね。
ただし、映像のクオリティがフルサイズのセンサーであるため高いにもかかわらず、音声が内蔵マイクだと、映像と音のクオリティのバランスが取れず、音のプアーさが目立ってしまいます。
今後は音質を上げるためにも、α7IIIで使える外付けマイクを導入して動画撮影していきたいです。
それでは!
Ken
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