After Effectsでは、通常のグラデーションだけではなく「4色グラデーション」というエフェクトが存在しています。
前回勉強してきたグラデーションは2色したが、「4色グラデーション」はその名の通り
4色でグラデーションを作れるのです。
今日はこちらの使い方を解説していきますね。
【After Effects】 4色グラデーションの使い方
使い方は2色グラデーションと大体一緒。
平面を作成する
コンポジションに平面レイヤーを追加。
Macならばcommand + Y、Windowsならばcontrol + Yで追加できますね。
エフェクトを探す
続いて、4色グラデーションのエフェクトを探します。
「エフェクト&プリセット」ウィンドウから「グラ」と検索し、その中から「4色グラデーション」を採用。
エフェクトを適用する
あとはエフェクトをレイヤーに適用するだけ。
ドラッグ&ドロップで平面レイヤーにリリースしましょう。
するとこの時点で
- 黄色
- 緑
- 青
- ピンク
の4色のグラデーションが適用されたんじゃないですかね?
これだけで4色グラデーションが使えるなんてAfter Effectsさすがっす。
4色グラデーションの微調整
あとはエフェクト&コントロールパネルで調整していきます。

色を変更する
もちろん、グラデーションの色を変更できます。
- カラー1
- カラー2
- カラー3
- カラー4
を変更すれば、グラデーションの元となる色を変えられます。
4色個別に変更できるので組み合わせは無限大。
ポイントを動かす
「ポイント」と呼ばれる色の位置を変更できます。
ポイントとは、グラデーションに設定した色が強い点のこと。
xとy座標で表現されます。
xが増えるほど右に移動し、yが増えるほど下に移動しますね。
ブレンド
ブレンドが大きいほど、色の変化が滑らかになります。
デフォルトが100なので、100未満にすると「それぞれの色が強いエリア」が増えますね。
結果的にグラデーション部分が小さくなります。
逆に、ブレンドを大きくすると、グラデーションの範囲が広がり、なだらかな色の変化になるでしょう。
変化
「変化」はグラデーションのバンディングを防ぐために使います。
バンディング とは、グラデーションの変化がバンドみたいになって、汚くなる現象ですね。
「変化」を上げてノイズを加え、バンディングの影響を小さくするのです。
不透明度
グラデーションの透明度を表します。
100%ならばグラデーションがそのまま表示され、0%に近いほど下のレイヤーが透けます。
描写モード
描写モードも変更できます。
項目はAfter Effectsにお馴染みのもの。
例えば「乗算」にすると、下のレイヤー色が出てきて、グラデーションと混じり合うような色味になりますね。
アニメーションで動きをつける
もちろん、4色グラデーションもアニメーションに対応しています。
なぜなら、各プロパティに「時計マーク」がついてるから。

時計マークがついていれば、キーフレームを打てるのでアニメーションを作れるのです。
例えば、0秒で「カラー1」のポイントでキーフレームを打ちます。
さらにインジケーターを2秒に進め、ポイントを移動させてみましょう。

すると、カラー1の中心点が動くアニメーションを作れるのですよ。
まるで「謎の生命体が水中を動く」ようですね。

という感じで、After Effectsの4色グラデーションは便利です。
ぜひ活用してみてください。
それでは!
Ken
動画制作ノウハウを発信します。
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