After Effectsで位置をエクスプレッションで移動させたい!
After Effects の最大の魅力は エクスプレッション。
スクリプトでアニメーションを作成できるようになりますからね。
もちろん、オブジェクトの位置もエクスプレッションを使えば、アニメーションを作れちゃいます。
前回は回転のエクスプレッションをマスターしたので今回は位置のエクスプレッションをマスターしていこうではありませんか。
After Effectsで位置をエクスプレッションで移動させる方法
レイヤーを選択した状態で P を押して、位置のプロパティを表示。
Macだとoptionキーを押しながら「時計マーク」をクリックします(Windowsはaltキー)。
すると、エクスプレッション のウィンドウが出てきますよね?
デフォルトで、
1 |
transform.position |
と書いてあるので編集していきます。
このスクリプトは簡単に言ってしまうと、
このレイヤーのオブジェクトの位置
という意味。
例えば、こいつをtime関数(経過秒数を返す変数)を使って
1 |
transform.position + time*100 |
と、1秒間にオブジェクトの位置を100ずつ変化させていくアニメーションも作れちゃいます。

いやあ、きも可愛いですね。
他のオブジェクトの情報を参考にする方法もある
また、「ナルトマーク」を引っ張ると、他のオブジェクトと連携できます。
例えば、「ナルトマーク」をドラッグし、レイヤーの位置プロパティのところにドラッグ&ドロップしてみます。
すると、このようにスクリプトが変化するでしょう。
1 |
thisComp.layer("レイヤー名").transform.position |
ただ、これでは2つのオブジェクトが重なってしまいます。
例えばこれに-1をかけてやり、
1 |
thisComp.layer("レイヤー名").transform.position*-1 |
としてやると、そのオブジェクトとは反対の動きをします。
しかしながら、デフォルトでは画面左上が原点になっています。
これだとちょっと見づらいですね。
ヌルオブジェクトを作成し、これらのオブジェクトの親に設定すればおっけー。

ヌルオブジェクトを中心として点対称でオブジェクトが動くようになりますよ。

After Effects を使うなら位置のエクスプレッションもマスターしていきましょう。
それでは!
Ken
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