After Effectsで動画を作る時に、
背景を何色にするか?
気になりますよね。
世界には多くの色が存在していますが、選択肢の1つに、After Effectsでは
グラデーションにする方法
があります。
用意されているのは次の2つのエフェクト。
- グラデーション(2色)
- 4色グラデーション
After Effectsでグラデーションの背景を作る方法
今日はシンプルで使いやすい普通の「グラデーション(2色)」を解説しますね。
平面レイヤーを追加する
まずは平面レイヤーを作成。
Macならばcommand + Y、Windowsならばcontrol + Yで平面レイヤーを追加しましょう。
平面の色は何でもオッケーですよ。
グラデーションエフェクトを探す
「エフェクト&プリセット」ウインドウで「グラ」と検索します。
すると、グラデーションのエフェクトがいくつか引っかかるので、一番シンプルな「グラデーション」を採用しましょう。
「描画」フォルダに入っているはず。
グラデーションを適用
グラデーションエフェクトを平面レイヤーにドラッグ&ドロップ。
平面レイヤーの色にかかわらず、白黒のグラデーションが適用されたんじゃないですかね。
たったこれだけで、背景にグラデーション設置完了。
After Effectsのグラデーション各種微調整
あとは細かい設定をしていきます。
設定するのは「エフェクト&コントロールパネル」ですね。

グラデーションの色を変更
グラデーションの色を変更。
グラデーションには
- 開始色
- 終了色
の2種類あります。
開始色から終了色まで徐々に変化するのがグラデーション。
その色を好きなように変更できるのです。
開始点・終了点を変更
そして、「開始点」と「終了点」がありますね?
「開始色」と「終了色」は色の濃いポイントを指します。
この位置をXとYの2軸で調整できるのです。
ちなみに、Xが増えるほど右に移動し、Yが増えるほど下に移動しますね。
グラデーションの形状を変更
グラデーションの形状も変更できます。
「グラデーションのシェイプ」という項目を選ぶと、
- 直線状
- 放射状
の2種類から選べます。
デフォルトは「直線状」ですが、円形グラデーションの場合は「放射状」を選びましょう。
グラデーションの拡散
それでは「グラデーションの拡散」という項目は何でしょうか?

Adobe公式ページによると、
「カーブ拡散」コントロールを使用すると、グラデーションの色を分散して、バンディングを防止することができます。
と書いてありますね。
バンディングとは、バンド(帯)のようにグラデーションが滑らかに変化しないこと。
バンディング現象が発生した場合、「グラデーションの拡散」を上げると問題が解決するらしいです。
元の画像とのブレンド
グラデーションの透明度。
100%にすると、スケスケ。
下のレイヤーが出て、グラデーションは消えます。
逆に、0%ならばグラデーションのみ見えますね。
0〜100%で調整できるので、グラデーションを半透明にすることも可能です。
色の交換
「色の交換」というコマンドも用意されています。
その名の通り、開始色と終了色をスイッチできるのですね。
グラデーションに動きをつけよう
さて、ここまで紹介してきたプロパティには「時計マーク」がついていました。

「時計マークつき」ということは、
キーフレームが打てる
ことを意味します。
つまり、アニメーションをつけられます。
例えば、開始点の座標でキーフレームを打って、アニメーションをつけるとどうでしょう?
左から右に開始点が移動するアニメを作れます。
0秒で開始点のキーフレームを打ち、2秒にインジケーターを移動させ、開始点のX座標を増やして、終了点を右に移動させてやればいいのです。

すると、左から右に色合いが変化するアニメーションを作れますね。

以上、After Effectsのグラデーションの使い方でした。
次回は「4色グラデーション」を勉強していきましょう。
それでは!
Ken
動画制作ノウハウを発信します。
よく分かりました