After Effectsで「音楽入りの映像」を作る時に覚えておきたいこと。
それは、
音楽の音量をフェードアウトさせる方法
です。
音楽がプツッと切れたら、変な感じになっちゃいますよね?
なんというか、唐突。

できれば、徐々にフェードアウトして音楽を消したいところです。
Premiere Proでは「指数フェード」エフェクトを使うと、音楽をフェードアウト・フェードインできました。
それでは、その親戚に値するAfter Effectsではどうなんでしょうか?
After Effectsで音楽をフェードアウトさせる方法
次の3ステップを踏んでみてください。
オーディオプロパティを表示
音楽レイヤーの「オーディオプロパティ」を開きましょう。
音声がついているレイヤーならば、タブを開くと出てくるはず。
波形を表示
これはマストではないんですが、音声の波形を表示させましょう。
音の大きさを把握しながら作業できますからね。
After Effectsの場合、「ウェーブフォーム」というプロパティを開くと音声の波形を表示できるようになります。
「オーディオレベル」にキーフレーム
音の大きさのプロパティは「オーディオレベル」と言います。

こいつにキーフレームを打って、時間とともに小さくするアニメーションを作りましょう。
音を小さくし始めたい時間にタイムラインのインジケーターを移動。
そして、オーディオレベルの時計マークをクリックし、キーフレームを打ちます。

インジケーターを音楽の最後にずらし、オーディオレベルを下げます。
デフォルトでは「0 dB」で、この状態ならば元の音楽と同じ大きさに。
これをマイナスにすると、元の大きさよりも小さくなります。
どのデシベル数にすれば、音楽が聞こえなくなるかは人それぞれ。
僕の場合、マイナス50デシベルぐらいで音の波形がゼロになりました。

結果的に次のようなウェブフォームになりましたね↓

終盤が近づくにつれ、徐々に小さくなるフェードアウトの表現が完成。
イージーイーズにも対応
もちろん、After Effectsなのでイージーイーズも適用できます。
イージーイーズとは、アニメーションの変化を「より自然」に近づけるための機能。

- イージーズイーズアウト:最初はゆっくり後早く
- イージーイーズイン:最初早くてあとゆっくり
- イージーイーズ:最初と最後が遅くて中が早く
という3種類の表現ができます。
音楽のフェードアウトの大きさ変化にも適用できるんですね。
例えば、オーディオレベルのキーフレームに、イージーイーズインを適用すれば、
最初グッと音が小さくなるけど、最後はゆっくり0になる
という音声に仕上がります。
グラフエディターを使えば、もっと細かく
グラフエディターを使えば、もっと細かく音量を調整できます。
「グラフエディター」のマークをクリックすると、音量の変化をグラフで表示できるでしょう。
- 「値の編集」→ 音の大きさがどのように変化するのか
- 「速度の編集」→ どのような変化の割合で音楽が変化するのか
をグラフで調整できるのです。

グラフエディターを使えば、スピーカーの左と右に流れてくる音楽を、それぞれ別々に音量調整できます。
グラフをクリックすれば左右のグラフがわかれますね。

より細かく音楽のフェードアウトの調整をしたい方はグラフエディターを駆使しましょう。
After EffectsはPremiere Proのフェードアウトよりも細かく調整できるのが良き点ですね。
それでは!
Ken
コメントを残す