After Effects でオブジェクトを拡大・縮小したい!!
After Effectsで動画制作していると、たまに、
オブジェクトを拡大・縮小したい
という瞬間があると思います。
「拡大」と「縮小」は After Effects で頻繁にでてくるので、後世のためにやり方をメモしておこうと思います。
After Effects でオブジェクトを拡大・縮小する基本
まずは手動で拡大・縮小する方法を見ていきましょう。
レイヤーを選択する
拡大・縮小したいレイヤーを選択します。
S を押す
その状態でキーボードの「S」を押してみましょう。
すると「スケール」というプロパティが出てくると思います。
そこでオブジェクトの拡大・縮小率を調整していきます。
「えっ、なぜSを押すんだですって?!」
もちろん、これは
Scale(拡大・縮小)の頭文字
だからですね。はい。
拡大率を調整する
スケールのプロパティが出た状態で、数字をドラッグしてみましょう。
これでオブジェクトを拡大・縮小できると思いますね。
もちろん、100%が元の大きさで、100より小さくなると縮小。
100より大きくなると拡大になるわけです。
ただ、ここで知っておきたいのが
縦・横の拡大率がデフォルトだと一定になってしまう
ということです。
スケールのプロパティに「鎖のマーク」があるので、そちらをクリックしてオフにしましょう。
縦横のスケールが別々に動かせるようになりますよ。

キーフレームを打って拡大率を変化させるアニメーション
今度は拡大率を変化させるアニメーションを作る方法を見ていきましょう。
まずはスタートの時点でキーフレームを打ちます。
「時計マーク」をクリックすればいいですね。
キーフレームが打たれた状態で、インジケーター動かして時間を進めます。
拡大率を変化させると、オブジェクトの大きさが変化するアニメーションを作成できちゃいます。
例えば、0秒から3秒で拡大率を0%から100%までスケールを変化させると、3秒かけて何も見えない状態から100%(元の大きさ)まで大きくなりますね。
こんな感じのアニメーションになります↓
画質を保ったまま拡大させたい場合はコラップストランスマーク
イラレ素材を After Effects で拡大・縮小したい時があると思います。
そんな時に注意したいのが、
コラップストランスマーク
です。

イラレ素材はベクター素材なので、いくら拡大しても画質は悪くなりませんが、デフォルトだと画質が荒くなってしまいます。
そこで「歯車のマーク」のコラップストランスマークにチェックを入れてやると、どうでしょう??
あら不思議、画質が悪くならないのです。
After Effects で拡大・縮小する時の中心はどこ?
また、拡大の中心についても触れておかなければなりませんね。
どこを中心に拡大するのかはじつは、
アンカーポイント
によって決まります。
例えば、アンカーポイントが端っこにある場合、端っこを中心に拡大することになります。
真ん中にアンカーポイントがあるオブジェクトなら、拡大すると左右上下均等に拡大できますよ。
ということで、拡大・縮小する前にアンカーポイントの位置をチェックしておくと捗ると思います。
詳しくは「After Effectsにおけるアンカーポイントの移動方法」を読んでみてください。
それでは!
Ken
動画制作ノウハウを発信します。
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