After Effectsのヌルオブジェクトってなに??
After Effects の使い方でマスターしておきたいのでは
ヌルオブジェクトの使い方です。
ヌルオブジェクトとは簡単に言うと、
レンダリングしても動画内に表示されない空のオブジェクトのことですね。
よくプログラミングでも実態のないオブジェクトをNULLと表記しますが、そのヌルです、はい。
ヌルオブジェクトはスカスカのオブジェクトなので、
「いったい何の役に立つのか?いらねえよ」
と憤りを感じる方もいるかもしれませんね。
After Effectsのヌルオブジェクトはどんな時に活躍するのか?
ヌルオブジェクトはずばり、
複数のオブジェクトを同時にコントロールする時に活用します。
ヌルオブジェクトを複数のオブジェクトの親に設定すると、子供たちは親(ヌルオブジェクト)の動きに追随してくれるのです。
例えば、親のヌルオブジェクトを拡大するだけで、子供オブジェクトも同じ割合で拡大できます。
After Effectsのヌルオブジェクトの使い方
今回は例として、
ヌルオブジェクトを使って複数のオブジェクトを拡大する方法
を紹介していきますよ。
同時に拡大させるのは「赤」と「黄」の星2つ。

ヌルオブジェクトを作成する
まずはヌルオブジェクトを作成します。
レイヤー > 新規作成 > ヌルオブジェクト
と進むか、もしくはショートカットキーの Command + OPTION + SHIFT + Yを発動してみましょう(Macの場合)。

すると、レイヤーには新しく「ヌルオブジェクト」が作成され、

プレビュー画面内には「赤い四角オブジェクト」が表示されると思います。

これがヌルオブジェクト。
プレビュー画面では表示されていますが、レンダリングすれば見えなくなるのでご安心ください。
親子関係にする
ヌルオブジェクト を親に設定しましょう。
子供レイヤーを選択した状態で「ナルトマーク」をドラッグし、ヌルオブジェクト に合わせてドロップします。

ヌルオブジェクトにアニメーションを設定する
ヌルオブジェクトにアニメーションをつけていきます。
今回は例として、拡大のアニメーションを作っていきましょう。
0秒でスケールを0%にし、インジケーターを1秒移動させてスケールを100%に変更。
すると、ヌルオブジェクトの拡大に合わせて、子供になっているオブジェクトも0から100%まで拡大することになります。
さあ、After Effectsのヌルオブジェクトを使ってみよう
以上がAfter Effectsのヌルオブジェクトの使い方でした。
- ヌルオブジェクトを作成する
- 親子関係づけをする
- アニメーションをヌルオブジェクト につける
という3ステップでAfter Effectsのヌルオブジェクトを活用できたも同然。
ガンガンヌルヌルしていきましょう。
それでは!
Ken
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