【Premiere Pro】最強のプラグインFlick Freeでフリッカーを低減・除去する方法




 

先日、α7IIIで夜の寂しい様子を撮影していたところ、

映像に「シマシマ」が発生している!

と気が付きました。

例えば、このような感じ。

Image from Gyazo

蛍光灯のような光源近くで撮影した映像には、必ずと言っていいほど「しましま」が生じてしまっていたんですね。

調べてみたところ、こいつは

フリッカー現象

と判明。

Wikipediaでは、次のように定義されていました。

蛍光灯やブラウン管を用いたディスプレイに生じる細かいちらつき現象のこと

 

映像に写ってしまったもんはもう、取り消せません。

こうなってしまった以上、動画編集でゴリゴリ修正するしかないですよね。

そこで、Premiere Proで使える「フリッカー除去」の機能を探してみたところ、無料で使えるのは、

  • アンチフリッカー
  • エコーを追加する

という2つの方法があるようでした。

 

全部試してみましたが、全てダメ。

全くもってフリッカーが消失せず、しましま模様は相変わらず消えなかったのです。

そこで有料でもなんでもいいのでプラグインを探していたところ、

フラッシュバックのFlicker Free

を発見。

価格は高価なものでじつに「2万4800円」して足がすくみましたが、人生Try Everything Once。

何事もやってみなければわからないと思い、有料プラグインを購入して試してみました。

今日はこちらの「Flicker Free」の使い方を紹介します。

フリッカー除去できるFlicker Freeの使い方

使い方はこんな感じ。

 

プラグインを追加する

Flicker Freeは有料・別売りのプラグインなので、まずはPremiere Proにプラグインを追加せねばなりません。

フラッシュバックで購入し、プラグインファイルをダウンロード。

ダウンロード画面で「次へ」「次へ」と進んでいると、Premiere ProだけではなくAdobe製品全てに対応していると判明。

例えば、After Effectsでも使えるようになります。

詳しくは「Premiere Proでプラグインを追加する方法」をご参照ください。

 

エフェクトを適用

そしたらエフェクトウィンドウから、先程追加したFlicker Freeというエフェクトを探しましょう。

Flicker

と検索すると出てくるはず。

 

そしたら、エフェクトをドラッグして映像クリップでリリース。
Image from Gyazo
これだけでFlicker Freeを映像クリップに適用できました。

 

Flicker Freeの細かい設定

これだけでもフリッカー現象が消える方もいるかもしれませんが、わたしの場合は不可。

楽勝でフリッカーが残留してしまったんですね。

Image from Gyazo

せっかく2万円以上出費して導入したプラグインですので、このままでは引き下がれません。

ここからはもう少し細かい設定をおこなっていきます。

 

細かい微調整は、クリップを選択状態で「エフェクトコントロールパネル」を見てみます。

なお、こちらの「フラッシュバックの公式動画」を参考にさせていただきました。

動画ではAfter Effectsのケースを紹介していますが、Premiere Proでもほぼ同じ使い方だったので問題ありません。

さて、Flicker Freeでは次の5項目をいじれるようになっていました。

 

Preset

プリセットは、プラグイン製作側があらかじめ用意してくれたものですね。

Image from Gyazo

フリッカーをさらに軽減させたい場合は「Rolling Bands」を選ぶといいです。

 

そして、なるべく数字が大きいものを選ぶと良い、とのこと。

Premiere Proの場合は「Rolling Bands」と「Rolling Bands 2」がありましたので、数字の大きい「Rolling Bands2」を選択。

このプリセットを選ぶと、エフェクトの処理にむちゃくちゃ時間がかかりましたが、わたしの動画ではこれだけでフリッカーは消失したんです。

Image from Gyazo

すっげえな、Rolling Bands。

 

Sensitivity

ただし、フリッカーの手強さによっては、上記設定でもフリッカーが消えない場合があるでしょう。

そういう時はプリセット適用後、細かいプロパティを自分でいじっていきます。

 

まずは「Sensitivity」。

こちらは「フリッカー除去の強度」を表しているもので、小さいほどフリッカー除去の力が大きくなります。

逆に、この値が大きいと除去の力は小さくなります。

つまりFlicker Freeにおいては、Sensitivityが大きいほど除去力が高まるわけではなく、その逆で小さい程フリッカーを除去してもらえます。

 

Time Radius

続いては、現在のフレームから前後何フレームまで解析するかを決定します。

 

とどのつまりこれは「解析にかけるフレーム数」。

例えばタイムラディウスが「3」ならば、現在のフレームから前後3フレームがフリッカー除去のための解析対象になります。

合計「3+1+3」で「7フレーム」が解析にかかるわけ。

この値が大きい程、解析対象が広がり、フリッカー除去の効果も変わります。

 

しかし一方で、解析対象が増える分だけ、処理に時間がかかりますし、フリッカー除去しすぎて映像がぼやける可能性もあります。

取り扱いにはくれぐれもご注意くださいませ。

 

Threshold

ついではピクセルの明るさの変化量。

大きいほど多くのフリッカーを除去できます。

20%以下でもう効果があるようですが、フリッカー除去がきいていないならば、それより大きく設定した方がいいようです。

 

Detect Motion

続いては、Flicker Freeを適用した後に生じる「ゴースト現象」を軽減するプロパティ。

ゴースト現象とは、動いている物体につく残像であり、残像を軽減できるのがディテクトモーション。

  • Good / Fast
  • Slow, sometimes better.

のどちらかを選ぶと、ゴースト現象を軽減できるでしょう。

 

Render

これはエフェクトの効果を確認するためのコマンド。

エフェクトを適用前後を見比べられます。

「Deflicker」となっているところを「Show Motion」にすると、フリッカー除去前の動画をプレビューできるでしょう。

 

フリッカー現象は撮影の段階で封じ込めるべし

以上ですね。

Premiere Proには多くのエフェクトが標準装備されていました。

ノイズ除去手ブレ補正歯擦音除去 etc。

フリッカーも無料機能でフリッカーを無にできると傲り高ぶっていたのですね。

 

しかし、フリッカー現象に関してはそんなに現実は甘くありません。

標準装備の機能ではビクともせず、有料プラグインに手を出さざるを得ない状況に追い込まれたんです。

勇気を出して有料プラグインを導入してみましたが、結果的にフリッカー除去できたので大正解。

人生、結果オーライですね。

 

ただし、フリッカー除去には有料プラグインが必要なことに加えて、マシンパワーがかなり必要になりました。

7秒のフリッカーを除去するだけで5分レンダリングかかり、何度も画面が真っ暗になりました。

当然、MacBook Proのファンも暴走しましたし、もう本当、いろいろ限界に追い込まれていました。

このようなこともあり、今後は

動画撮影段階でフリッカー現象が生じない術を学ばねばならない、と感じた今日このごろです。

 

それでは!

Ken

 

【参考記事】



AEの作業を効率化!
After Effectsのショートカットポスター

Adobe動画制作ソフトAfter Effectsで便利なショートカットキーを把握できるショートカットキーポスターをどうぞ。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。