Premiere Proでカラオケ字幕作れるの?
Premiere Proを使っていると、たまに
カラオケ字幕の動画を作りたくなりますよね。
自分の曲を作った時とか、好きな曲の練習動画を作りたい時とかもう色々。
もちろん、そんな願いもPremiere Proならば叶えてくれます。
ずばり、Premiere Proの「クロップ」を使えばカラオケ字幕が作れるのです。
前回、「Premiere Proで動画クリップを切り抜く方法」でクロップを紹介しましたが、
どうやってクロップをカラオケ字幕に応用するんでしょうかね?
今回、試行錯誤を重ね、次のようなカラオケ動画を作ってみました。
字幕を設置する
まずはベースとなるカラオケ字幕を設置します。
ファイル>新規>レガシーのタイトル
とすすみ、字幕のテキストレイヤーを設置。
タイトルの編集画面で、
- 太めのフォント
- 太めの枠線
に設定しましょう。
ぼくのオススメは「ヒラギノ角ゴ Std」というフォント。
字の枠線は「ストローク(外側)」を追加し、
種類 | エッジ |
---|---|
サイズ | 76 |
塗りの種類 | ベタ塗り |
カラー | 枠の色 |
と設定しました。

字の色は白、枠の色は黒にしてみてください。
移動用字幕を作る
さて、次は歌に応じて動く字幕を作ります。
先程の字幕をコピーして、その上のトラックに追加してみましょう。
Macならoptionキーを押しながらドラッグしてやるとコピーできますね(Windowsはaltキー)。
そして、文字の内容は変えず、塗りと枠の色だけをチェンジ。
- 塗り:白
- 枠:青
上の移動用字幕を編集するときは、下のレイヤーが見えるとやりづらいです。
下の字幕は非表示にするといいでしょう。
クロップを移動用字幕に適用
いよいよクロップのエフェクトの登場です。
エフェクトウインドウから「クロップ」と検索し、エフェクトを見つけましょう。
そしたら、先ほど追加した「移動用字幕」にドラッグ&ドロップして適用。

移動用字幕を選択した状態で、エフェクトコントロールパネルを開きます。
そこの「クロップ」の「右」を100%にしましょう。
上の字幕が見えなくなりましたね?
その状態で時計マークをクリックし、キーフレームをうちます。
そして、歌の進行に合わせて、「右」というプロパティを100%から徐々に減らし、歌が終わるタイミングで0%にするアニメーションを作ればいいのです。
この場合、キーフレームは多いほど歌の進行に歌詞を合わせやすいですね。
実際にやってみたところ、歌の進行に歌詞を合わせるのはけっこう難しい。
どこまで歌詞の進行に字幕をシンクロさせるのか?
は製作者のこだわり次第になってきます。
なぜクロップでカラオケ字幕できたの?
クロップの「右」を100%にすると、移動用字幕は100%右側から切り取られて見えない状態になります。
そして、100%切り取られ状態から、徐々にパーセントを減らし、最終的にまったく切り取られてない0パーセントへ近づけるのですね。
これによって、移動用字幕が左から右に移動しているように見えるのです。
このようにカラオケ字幕もPremiere Proならば実現できちゃいます。
ぜひ挑戦してみてください。
それでは!
Ken
【参考記事】
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