Premiere Proで線を引く方法
Premiere Proを使っていると、たまに線を引きたくなりますね?
そんな時でもPremiere Proならば対応できますよ。
パスを描く
「ペンツール」を選んで、プレビュー画面に「線」をかきましょう。
イラストレーターで使っていた「ベジェ曲線」を使っていきますよ。
直線もいけますし、

頑張ればうねっとした線もかけますね。
「ベジェ曲線がよくわからない!」
という方はベジェ曲線の練習をしてみましょう。
塗り・ストロークを調整
さて、先ほど追加したシェイプをクリックし、選択ツールで選択状態へ。
左上のエフェクトコントロールパネルをみましょう。
そこの「シェイプ」タブを開いて、「アピアランス」を見つけます。
まず「塗り」のチェックを外し、塗りなしのシェイプ、つまり「線」にしましょう。
「ストローク」はシェイプ外側の線を意味するので、今度はチェック。

あとはストロークの色で「線の色」を決めて、幅も調整。
これで線の出来上がり。
線に線を付ける
Premiere Proでは2本以上線を追加できます。
ストロークの「プラスマーク」をクリックすると、線がもう1本追加されますね。
これはとどのつまり「線の線」となるので、ホースのような管ができあがりますね。
試しにやってみたところ、最大で「10ストローク」まで追加できました。
線の線の線の線の線の線の線の線の線の線
が追加できるんですね。

いやあ、これはこれで面白い。
ちなみに線を消したい時はマイナスをクリックしましょう。
影もつけられる
線に影もつけられます。
「シャドウ」にチェックすればいいですよ。
影の細かいスペックである
- 影の濃さ
- 角度
- 距離
- 太さ
- ぼかし
なども調整できますね。
線を伸ばすはアニメーションを作りたい
欲張りな方はココで収まりません。
如意棒のように「線を伸ばすアニメーション」を作りたいのではないでしょうか。
実はこれ、Premiere Proでも頑張れば作れます。
今回使うのは「クロップ」というアニメーション。
クロップを線のクリップに適用。
0秒で「右」というプロパティの時計マークをクリックし、100パーセントに設定します。
そして2秒にインジケーターを移動し「右」を0%にすると、2秒で線が伸びるアニメーションを作れますね。
今回は右のパターンを紹介しましたが、上でも下でも左でも、伸ばす方向は変えられますのでご安心ください。
ただし、この方法では上下左右の「4方向」にしか伸ばせません。
つまり、ナルトマークのような複雑な線の場合、対応できないんですね。
このような複雑な線のアニメーションには、After Effectsの線アニメーションが必要です。
After Effectsはアニメーション専門ソフトだけであって、エフェクトの層も厚いです。

Premiereでもクロップで対応できますが、本格的なアニメーションを作りたい場合はAfter Effectsと連携させましょう。
それでは!
Ken
動画制作ノウハウを発信します。
コメントを残す