Premiere Proのプレビュー画面がカクカク・・・・
いや、むしろ、
プレビューが再生されずにフリーズ・・・・クッソ重い・・・・
なんてこと、ありますよね。
そういう時は、プレビューの画質を落とすのも1つの手ですが、それでも再生されぬこともあります。
そこで登場するのが、
プリレンダリング
です。
プリレンダリングとは?
プリレンダリングの前に「レンダリング」を復習しましょう。
アドビの公式ページによると、レンダリングは以下のように説明されています。
デコードされたソースメディアのクリップからシーケンス内にフレームを生成すること、また、シーケンスに適合させるための変換・変形処理や、クリップに適用されたエフェクトなどのことを指します。
要は、シーケンスに設置した素材やエフェクトを処理することに他なりません。
通常、書き出し時にレンダリングされますが、今回のプリレンダリングでは「書き出し前に」あらかじめレンダリングするのです。
プレビュー再生前に編集データを処理し、再生準備してくれます。
「プレビュー再生」と「データ処理」を同時におこなわず、データ処理だけ事前にやってしまおう、というわけ。
プリレンダリングが必要な時はどんな時?
プレビュー再生がうまくできないSOSサインにご注目ください。
その名も
レンダリングバー。
タイムライン真下に「色付き棒」が見えませんか?

実はこれ、ただの棒ではありません。
「レンダリングバー」と呼ばれるもので、色は3色。
- 緑
- 黄
- 赤
信号機と一緒で、意味も類似しています。
色 | 意味 |
---|---|
緑 | プリレンダリング済みで、支障なくプレビュー再生できる |
黄 | プリレンダリングしていないが、プレビュー再生は問題なくできる |
赤 | プレビュー再生に難があり、カクカク、プレビュー再生できない事態が起きている(SOSサイン) |
レンダリングバーが黄色なら問題ありませんが、どんな変更を加えたら「赤」に変化するかはわかりません。
レンダリングバーが「赤」になったら、プレビュー再生を正常にできないので、プリレンダリングして「緑」に変化させましょう。
プリレンダリングのやり方
やり方は簡単。
プリレンダリングの区間を指定する
まずはプリレンダリングを実行する範囲を指定します。
区間は「ワークエリア」で決めていきますよ。
レンダリングバーの上にある「ワークエリアのつまみ」でグリグリ調整しましょう。
プリレンダリングを実行する
プリレンダリングを実行します。
上メニューから「シーケンス>ワークエリア全体をレンダリング」へ。

すると、レンダリングバーが緑になるはず。

ただし、油断は禁物です。
プリレンダリング後、シーケンスに変更を加えると、やり直さねばなりません。
やり直しは上メニューのシーケンスから「ワークエリアのレンダリングファイルを削除」へ進むといいでしょう。

いちいちプリレンダリングするのは面倒なので、わたしのおすすめは
レンダリングバーが黄色なら放置。
赤になったらプリレンダリングで緑に変化させましょう。
それでは!
Ken
【参考記事】
動画制作ノウハウを発信します。
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