Premiere Proのピッチシフターで声の高さを変える方法




 

先日、食堂のテレビでワイドショーを見ていたら、匿名のインタビューの映像が流れてきました。

もちろん、匿名ですので、声が変えられて挿入されていました。

おそらく、ボイスチェンジャーのようなもので「声の高さ」が変えられていたのでしょう。

誰の声かまったくわかりませんでしたね。

モザイクで顔を隠しても、生の声だと誰だかわかってしまいます。

完全に匿名性を保つためには声も変えねばなりません。

 

調べてみたところ、Premiere Proでは「声の高さを変えられるエフェクト」が存在していて、その名も、

ピッチシフター

です。

今日はこちらの使い方を勉強していきましょう。

 

Premiere Proのピッチシフターで声の高さを変える方法

次の3ステップを踏むといいですよ。

 

エフェクトを探す

まずは「ピッチシフター」というエフェクトを探しましょう。

Premiere Proでエフェクトを探す場合、エフェクトウインドから検索します。

検索窓で「ピッチ」と検索すれば出てくるでしょう。
Image from Gyazo
ピッチシフターには旧バージョンもありますが、今回は新バージョンを使ってきます。

つまり、「旧」と書かれていないピッチシフターですね。

 

エフェクトを適用する

声の高さを変えたいオーディオクリップに、エフェクトをドラッグ&ドロップ。

Image from Gyazo

 

設定する

オーディオクリップを選択した状態で、エフェクトコントロールパネルを見てみます。

そこの中の「カスタムセット」という項目に注目してください。

「編集」をクリックすると、

クリップFxエディター

という新ウィンドウが出てくるはず。

Image from Gyazo

 

こちらで細かく声の高さを調整していきますよ。

 

ピッチの置き換え

「ピッチの置き換え」で声の高さを変えます。

Image from Gyazo

声の高さは

  1. セミトーン(半音)
  2. セント

という2つの値で調整しますよ。

 

「セミトーン」とは、半音のこと。

「セント」とはその半音の百分の一の単位です。

 

つまり、ピッチシフターでは、半音ごと、もしくはさらに細かい「セント」で音の高さを変えられるのですね。

右にゲージを移動させてプラスにすると、声が高くなり、マイナスにすると元の声より低くなります。

 

それでは一体、「半音(セミトーン)」とは何ものなのでしょうか??

半音を理解するためには、ドレミファソラシドを思い出してください。

「ド・レ・ミ」までは1つ進むごとに全音、つまり、半音の2倍ずつ音の高さが変化します。

 

 

がしかし、「ミ」から「ファ」はどうでしょうか??

「ファ」という音は「ミ」から「半音」高い音なのですね。

「ド・レ・ミ」までの変化に比べて半分になるのです。

じつは、このドレミファソラシドの中には、もう1ペアだけ、半音関係になっているものが!

それは「シ」と「ド」。

「シ」を「ド」にするためには全音ではなく、半音だけ高くする必要があるのです。

 

このように、「半音」とは

  • 「ミ」から「ファ」
  • 「シ」から「ド」

という2音の差と同じですね。

Premiere Proでは、この「半音単位」で音の高さをコントロールできるのです。

 

そして「セント」は半音より小さい単位。

100セント=1半音

という関係になっていますね。

いわば通貨ドルに対してのセントのようなもの。

半音より細かく音の高さを調整したいなら「セント」をいじりましょう。

 

あとはその下の「比率」。

Image from Gyazo

これは「元の音声」と「変更後の音声」の周波数の関係を表しています。

比率が「2.0」なら、「元の音声」よりも周波数が2倍になるので、1オクターブ高いことを意味しますね。

逆に、半分の「0.5」になると1オクターブ低いことになります。

この比率をいじって音の高さを変えてもいいですし、先程のセミトーンとセントで高さを変更しても構いません。

 

精度を変更

また、音質を精度で変更できます。
Image from Gyazo
もちろん、高精度のほうが良い音質に決まっていますが、高音質になるほど処理に時間がかかります。

一方、低音質にすると処理が早い分、ノイズが発生。

実際にやってみたら、ザラザラが声に混じるようになりました。

これはこれで声が変化して味が出るかもしれません。お好みによって使い分けてください。

 

ピッチを設定

右下のピッチの設定では、オーディオ処理の方法を変更できます。

こちらのAdobe公式ページの説明を読んでみましたが、

ちょっとイマイチ分かりません(笑)

項目 説明
スプライシング周波数 オーディオデータの各チャンクサイズを指定します。(ピッチシフターエフェクトはオーディオを細かいチャンクに分割して処理します)。値が大きいほど、ストレッチされたオーディオは時間経過に沿って正確に配置されます。ただし、値を上げるほど偽音の発生は目立つようになります。高い精度では、スプライシング周波数が低いと、音の繰り返しやエコーが生じる場合があります。周波数が極端に高いと、甲高い金属音になることや、ボイスがトンネルにこもったような音質になることがあります。
オーバーラップ オーディオデータの各チャンクを前後のチャンクとどの程度オーバーラップさせるかを指定します。ストレッチによってコーラスのエフェクトが生じる場合は、「オーバーラップ」の比率を下げてください。それによりサウンドが途切れる場合は、途切れが生じる設定値とコーラスが生じる設定値の中間に比率を調整します。値の範囲は 0 ~ 50%です。

 

僕は

適切なデフォルト設定を使用する

にチェックを入れてPremiere Pro側に設定を任せることにします。

Image from Gyazo

 

以上ですね。

Premiere Proのピッチシフターを使えば、なんとなく声を変えるのではなく、

  • 半音
  • セント

と細かく定量的に増減できます。

高い声だろうが低い声だろうが自由自在。

匿名性を保ちたい時はPremiere Proのピッチシフターで声の高さを変えてみてください。

 

それでは!

Ken

 

【参考記事】

 



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