Premiere Proのボイスオーバー録音ってなに?
Premiere Proの「ボイスオーバー録音」はご存知ですか?
2014年から実装された比較的新しい機能ですね。
ズバリいってしまうと、
Premiere Proのシーケンス上で録音できる機能
です。
つまり、ボイスオーバー録音を使えば、Premiere Proだけで音を録音できるのです。
例えば、ナレーションのように音だけ後から追加できるわけ。
Premiere Proボイスオーバー録音の使い方
使い方は簡単です。
オーディオトラック右側の「マイクボタン」をクリックするだけ。

カウントダウンが終わったらしゃべり始めればいいですね。
これだけでシーケンス上にて録音できました。
いやあ、すばらしい。
Premiere Proのボイスオーバー録音の設定
そして、ボイスオーバー録音はいろいろ設定できます。
マイクマークで右クリックし、
ボイスオーバー録音設定
を選択。

すると、次の設定項目が出てくるはずです。

入力ソースを変更する
まずはボイスオーバー録音する際、
どこから音を拾うのか?
という「音のソース」を決めます。

デフォルトだとパソコンの内蔵マイクに設定されていますね。
しかし、外付けのUSB型のコンデンサーマイクを付ければ、選択肢にUSBマイクが出てきます。
どこから録音するのか選べるわけ。
カウントダウン設定
お次は録音前のカウントダウン設定。

次の3項目を設定できます。
- カウントダウン音
- プリロール
- ポストロール
1つ目の「カウントダウンの音声」にチェックすると、動画が始まるまでのカウントダウン時に、
ピピピッ
という効果音が入ります。
その次の「プリロール」は、録音前に出てくるカウントダウンの有無を決定。
チェックを外すと、マイクをクリックしたらいきなり録音できるようになります。
「プリロール」をありにすると、何秒カウントダウンするか決められますね。
例えば、5秒にしたら5秒カウントダウンしてから録音できます。
最後の「ポストロール」はちょっと複雑。
編集区間イン・アウトを設定した際に役に立ちます。
録音を始めてから、編集区間が終わる「アウト」地点が近づいてくると、赤い警告が出てカウントダウンが出るようになっています。
これを設定すれば、当初の予定より長くしゃべりすぎる事態を防げますよ。
他の音はミュートにするといい
別の音を聞きながら話すのはちょっと集中力が削がれますよね。
そこでおすすめなのが、
他の音をミュートにして録音する方法
です。
ミュート方法には色々ありますが、簡単なのが
オーディオトラックをミュート状態にする方法。
オーディオトラックの「M」をクリックすると、該当トラックの音がオフになります。
また、Adobe公式の動画で紹介されていたのが、
録音中に入力をミュートする方法。
Premeire Proの環境設定から「オーディオ」と進んで、
タイムラインへの録音中に入力をミュート
をチェックすればいいのです。

これでボイスオーバー録音時は、他のトラックがミュート状態になります。
ぜひ試してみてください。
それでは!
Ken
動画制作ノウハウを発信します。
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