VideoScribeはパソコン用のソフトで、Windows・Macの両OSに対応していますが、なんと嬉しいことに
iPad専用アプリ
も存在していたのです。
その名も、
VideoScribe Anywhere
です。
残念ながら無料アプリではなく、有料で120円かかります。
ただ、このアプリを活用すれば、VideoScribeのキャンパス上に画像を配置したり、テキストを配置したり、BGMをつけたり、ボイスオーバー録音したりできまして、ホワイトボードアニメーションを制作できます。

PC版と同じようにホワイトボードアニメーションを作成できるんですね。
iPadアプリ「VideoScribe Anywhere」の特徴
ただし、パソコンのソフトウェアとは何点か違いがありますので以下、紹介します。
動画の書き出しに金がかかる
最も顕著なのが、動画の書き出しで金が徴収されること。

書き出しの際、都度アップルストアで料金を支払うように求められます。
書き出し数 | 料金 |
---|---|
1 | ¥120 |
6 | ¥600 |
100 | ¥4,400 |

「ど、動画の書き出しに金がかかるなんて終わってる・・・・!」
と思うかもしれませんが、パソコン版のVideoScribeをお使いの方は抜け道がございます。
クラウドに同期することで、パソコン上にファイルを送り込みに、パソコンのVideoScribeから書き出せるのです。
トップ画面で該当のファイルを長押しし、

雲マークをタップしてクラウドに保存。

そして、パソコン版のVideoScribeで「Online Scribes」をクリックすると、iPadで保存クラウド保存したVideoScribeのファイルを編集できます。

カメラを固定できない
iPadアプリではカメラを固定できません。

常にカメラは流動的で、ひとつひとつのキャンバス上の要素にフォーカスするようにカメラは動きます。
現状では、複数の要素を同時に見せるカメラワークは不可能です。
アニメートしか調整できない
VideoScribeのタイムラインは、個々の要素において
- アニメート
- ポーズ
- トランジション
を調整していきます。
iPadアプリ「VideoScribe Anywhere」では、そのうちの「アニメート」、つまり、要素を表示する時間しか決められません。

ただ、逆に1つの時間要素しか決められませんので考えることが減り楽です、これ。
しかも、時間はタブで調整できるので感覚的に操作しやすいです。
途中からプレビュー再生でできない
右上の「再生ボタン」からプレビュー再生できますが、残念ながら、
必ず頭から動画が再生されます。

途中からプレビュー再生するといった芸当はできません。
制作工程の中で、時間合わせをしにくいデメリットがあります。
ドローイング表示のみ対応
また、各キャンパス上の要素の表示方法も限られています。
パソコン側のVideoScribeでは、
- Draw
- Move In
- Fade In
から要素の方法を選べました。
しかし、iPadのアプリは1つ目の「Draw」一択。

必ず手書きでキャンバスに描かれます。
また、手を変更できず、必ずデフォルトの手とペンを持ったハンドが登場します。
制限された自由が逆に・・・いい
以上、iPadアプリ「VideoScribe Anywhere」の紹介でした。
iPadアプリはパソコンのソフトと比べて自由度が少ないですが、逆にそれがいい、いかしています。
自由度が少ない分、作業中に考えるべきことが減って楽なのです。
しかも、キャンバスに要素を設置しやすいときています。
ピンチインでキャンパスを拡大縮小できますし、配置したオブジェクトも縮小拡大も容易。回転も簡単に出来ます。
パソコン版よりも、キャンパスを意識しやすく、要素の配置箇所にもこだわれました。
また、「アニメート」しか調整できない縛りが逆に良く、時間をチマチマ調整せずに済みますね。
試しにiPadアプリで1つ動画を作ってみましたが、パソコンのソフトよりも負担が少なく最高です。
iPadをお持ちの方は「VideoScribe Anywhere」もこぞって試してみてください。
それでは!
Ken
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