VideoScribeでは「GIFアニメーション」を挿入できるのでしょうか?
短時間のアニメーションをループ再生可能なGIFファイルを使えば、表現が幅が広がりそうです。
先に結論いってしまいますが、
VideoScribeでもGIFアニメーションを活用できます。
VideoScribeでGIFアニメーションを配置する方法
VideoScribeでもGIFを使いたい方は、次の3ステップを踏んでみてください。
GIFを追加する
まずはキャンパス内にGIFを追加しましょう。
自作のGIFでも、VideoScribeに内蔵されているGIFでもOKです。
自作のGIFの場合、Premiere ProやAfter EffectsでGIFで書き出し、そいつをVideoScribeの右下のAdd Imageから、他の静止画と同様にフローカルファイルから読み込めばオッケーです。
読み込む注意点としては、GIFの容量を圧縮することです。
容量が重すぎるとVideoScribeがフリーズするので、挿入前にファイルサイズを小さくしておきましょう。
GIFの圧縮のために便利なWEBツールがだされています。
例えばこちらの「COMPRESSOR」。
GIFを読み込めばワンクリックで容量を小さくできます。

圧縮してからファイル容量を小さくし、VideoScribeに読み込んでみてください。

一方、VideoScribeに内蔵された、既に制作されたGIFの場合を見ていきましょう。
同様にAdd Imageの「GIFs(online)」からGIFを選んで追加します。

内蔵されているGIFは自由に使ってもいいので、ご自身の用途にマッチングするファイルがあれば挿入してみてください。
ループをさせるか否か
続いて、GIFファイルをループさせるか決めていきます。
GIF要素の設定を開き「DRAWING OPTIONS」に注目しましょう。

ここでは以下の3つの設定をおこないます。
1. ループ再生するか?
「Play continuously?」にチェックを入れると、GIFがループ再生。
こちらにチェックを入れていないと、再生時間が終わるとアニメーションは止まりますのでご注意ください。
2. 表示方法を選ぶ
その横のタブでは、次の2項目を決めていきます。
- Fit to Time
- Loop
これらは、GIFファイルのアニメーションをどのように表示するかを決めていくものです。

1つ目の「Fit to Time」は要素の表示時間のうち「Animate」に合わせてGIFのアニメーションが1回転するものです。
もし「Animate」を長めに設定していたらスローなGIFアニメーションに仕上がるでしょう。
そして次の「Loop」はアニメーションの時間に関係なく、何回もループ再生されます。

ただし、前述の「Play continuously?」とは異なり、要素の「Animate」時間が終了すると、アニメーションはストップします。
要素にカメラがフォーカスされない時もアニメーションを再生したいならば「Play continuously?」にチェックを入れましょうl。
したがって、GIFアニメーションの再生スピードをコントロールしたい場合は、1つ目の「Fit to Time」。
アニメーションの速度を変えず、何回もアニメーションをループで見せたいなら2つ目の「Loop」ですね。
描写方法を選ぶ
そして、その次のタブは
- Normal
- Multiply
- Layer
- Difference
です。

これは何かというと、GIFの描写方法を決定づけるものです。
GIFの背景をなくしたいならば「Multiply」がオススメ。
こちらは白背景を透過してくれる機能で、GIFファイルの背景が白ならばその背景は透過されて表示されます。
一方、「Normal」と「Layer」はGIFが背景付きで表示されます。
1つ目の「Normal」は白背景がつき、「Layer」ではキャンバスの色に合わせてVideoScribeが独自に「それっぽい背景の色」に変えてくれます。

GIFに背景が欲しい場合は「ノーマル」か「レイヤー」のいずれかがオススメですね。
最後の「difference」は背景を含むGIFの色味を反転させる機能です。

この効果を選択すると、全く別のGIFファイルが出来上がりますため、1つの表現方法として認識すると良いでしょう。
VideoScribeでGIFファイルを使うメリット
以上のように、VideoScribeにもGIFファイルはガンガン挿入してホワイトボードアニメーションを制作できます。
それでは一体、VideoScribeでGIFを活用するメリットはあるのでしょうか?
それはズバリ、
カメラがフォーカスしていない時間帯もアニメーションできる、という1点に他なりません。
通常のホワイトボードアニメーションでは、カメラが要素にフォーカスをしていない時間帯は、SVGであろうがアニメーションは再生されず静止しています。
一方、VideoScribeにGIFを挿入して「Play continuously?」をオンにすれば、GIFの出番でない時であってもアニメーションは動作し続けます。

結果的に、一味違うホワイトボードアニメーションを作れるでしょう。
VideoScribeをお使いの方は、GIFファイルもあせて活用してみてください。
それでは!
Ken
【参考記事】
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