VideoScribeのタイムラインどうなってるの?
VideoScribeで鍵を握るのが「タイムライン」の理解です。
動画は、静止画をタイムラインの時間軸に沿って配置していくパラパラ漫画のようなもの。
「時間軸」が動画の要といっても過言ではありません。
一般的な動画制作では、タイムラインが固定され、そこに写真や画像、動画、音声を配置します。
つまり固定的なタイムラインを採用しているんです。
動画を長くしたかったら書き出し範囲を長く、短くしたかったら書き出し間を短くすればいいですよね。
一方、VideoScribeは異なるタイムライン方式を採用しています。
それは「マグネティックタイムライン(magnetic timeline)」。
キャンバス上の全要素の表示時間合計が、動画長さになります。
したがって、VideoScribeの動画長さは、
- キャンバスに配置する要素数
- それぞれの要素を表示させる時間
によって決まるのです。
例えば、
- 要素A
- 要素B
- 要素C
をキャンバスに挿入したとします。

それぞれの表示時間を、
- 要素A(3秒)
- 要素B(6秒)
- 要素C(9秒)
とします。

すると、これら3つの合計時間「18秒」が動画の尺になります。

動画の尺を「1秒短くしたい」ならば、A・B・Cいずれかの表示時間を1秒短くすればいいのです。
その逆も然り。
尺を長くしたいなら、いずれかの要素の表示時間を長くすればいいでしょう。
上記のように、VideoScribeのタイムラインは
- 要素の個数
- 各要素の表示時間
に依存しているのです。
VideoScribeではタイムラインを考えず、個々の要素の表示時間に注目せねばなりません。
「キャンバスの要素を何秒表示するか?」
だけ、考えればいいのです。
VideoScribeのタイムラインをコントロールする方法
それではキャンバスに要素の表示時間はどのようにコントロールするのでしょうか。
VideoScribeでは以下3要素で決めていきます。
- アニメート(Animate)
- ポーズ(Pause)
- トランジション(Transition)

アニメート
要素が表示されるまでに必要な時間です。
要素Aのアニメーションを3秒としたら、何もない状態から3秒かけてキャンバスにAが出現します。
ポーズ
アニメートの時間が過ぎ、表示し終わった要素をカメラに映し続ける時間です。
要素Aのアニメーションを3秒、ポーズを6秒としたら、3秒でAを表示された後、カメラで固定して6秒写し続けます。
トランジション
次の要素を表示させるまでの移動時間。
要素Aのアニメートが3秒、ポーズが6秒、トランジションが2秒とします。
ポーズ終了後、トランジションの2秒で、次の要素Bにカメラが移動します。
カメラの設定を固定ではなく、動く設定にしているなら、トランジションの時間は「カメラの移動時間」に他なりません。
トランジションが短いほどカメラの移動時間は短くなり、カメラの移動速度は上がります。
一方、要素が切り替わってもカメラを固定にする場合、ポーズとトランジションは同じ扱いです。
カメラを固定するシーンでは、トランジションを「0秒」で扱ったほうが、考える要素が少なく作業は楽になるでしょう。
それでは!
Ken
【参考文献】
動画制作ノウハウを発信します。
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